木っ端微塵、という言葉がありますが、南北共同連絡事務所は無慈悲な爆薬を仕掛けられてふっとびました。融和政策を掲げていた文大統領は顔面蒼白。直前には特使を送ろうとしていた、という話も出てきました。1丁目1番地の北朝鮮政策が終わったようです。

メンツはズタズタの文大統領


金正恩は前には出ずに妹の金与正が今回の段取りを全て仕切っているようです。健康不安も現実味を帯びてきたか・・・もう10日以上姿を見せていないようですね。さて、文大統領からすると、金与正は「小娘」程度だったはず。ところが、その彼女からメンツを潰された形となりました。

南北会談は水の泡


2018年には3度にわたり、金正恩と文在寅が直接会談し、南北統一へ大きく動きだしました。北に対して融和政策を行なってきた文大統領の成果が「南北共同連絡事務所」。この後、アメリカのトランプ大統領と金正恩が会談する歴史的なステップを踏み、さあ次は・・・からの事務所爆破事件。

事務所ビルは、文大統領にとって北朝鮮政策の成果となる象徴的な施設。それが白昼堂々と爆破され、世界に配信されたのですから、ショックは大きかったことでしょう。春の総選挙にも勝利し順風満帆だったはずの文大統領。ところが、一気に奈落の底に突き落とされた形となりました。

直前になって文大統領は特使を送ろうと打診しましたが、「非現実な提案を持ち出して、何かを努力しているフリはやめろ」と一蹴される始末。キッパリ拒否されたようです。また、非公開の情報を暴露されて、韓国政府は非常識、とわめいているらしい・・・

さすがに韓国の資産が勝手に破壊されたのですから、韓国国内でも反発は出ることでしょう。大方針を変えるかどうか、今のところ彼自身は何も発していません。いつもの「だんまり」ですね。ただ政府としては「すべての責任は北朝鮮にある」と言うのが精一杯。今後の、文ちゃんのお言葉が待ち遠しいですね。

金正恩の健康不安説


金与正が前に出ると同時に、御大の健康状態はどうなのか?あの映像は影武者ではないか?という憶測も。金与正は「朝鮮労働党 中央委員会総会 組織部 第1副部長」という肩書きなんだそうです。序列でいうと20位くらいなのに、爆破を軍に命令するなど、役職を超えた権限。これは金正恩が命令を出せる状態ではない、と推測されてもおかしくないですね。また、特使を拒否したのも、特使の相手ができる状態ではない、とも取れます。

すでに、ケソン工業団地と金剛山観光地に人民軍を展開すると表明。近々、軍事的な挑発があるかもしれません。

北朝鮮からのビラ1200万枚


2020年6月22日現在、北朝鮮はビラ1200万枚と風船3000個を準備して、いつでも韓国に飛ばせる状況なんだそうです。「戒めの報復の時間は近づいた」・・・そんな金があるんだったら・・・と思うのですが、近々やりそうですね。1ドル紙幣もくっついているんでしょうかね。もう子供の喧嘩レベル。おめでたい人たちですね。













金与正

 

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